2025/12/09 14:13

長い時間をかけてようやく出来上がった「発酵生姜シロップ 〜木桶仕込み〜」を、
12月に一般販売いたします。
この機会に、東京・虎ノ門ヒルズにある信濃屋食品 cask(12日、13日)および
信濃屋食品 六本木ヒルズ店(14日)で試飲販売会を行います。
六本木ヒルズ店では、生姜の試食販売もいたします。
両店とも選び抜かれた逸品が並ぶ素晴らしい食品店で、
週末のおうち時間を充実させる品々が揃っていますので、
ぜひお越しください。
生姜の試食には、五反田の寿司とビオワインの店である「スシナチュール」の
吉岡シェフに作っていただいたガリをご用意しております。
大変貴重な機会ですので、ぜひご来店ください。
今回リリースした「発酵生姜シロップ 〜木桶仕込み〜」は、
従来の発酵生姜シロップとレシピおよび工程に変更はありません。
変わったのは発酵容器のみですが、この発酵容器が優れものなのです。
4年の年月をかけてようやく出会えた発酵容器は、
樹齢100年の吉野杉を用いて職人が一つ一つ手作りしている、
小豆島製造の木桶です。
味噌や醤油、お酢、日本酒など、日本の食文化に欠かせない木桶ですが、
近代化の波に飲まれ、木桶で製造する蔵元は激減しました。
しかし、木桶での伝統を守り続ける小豆島の蔵元であるヤマロク醤油さんが、
「このままでは醤油を作り続けられなくなる」と危惧し、
木桶職人の育成を目的に始めたのが「木桶サミット」です。
私は一昨年このサミットに参加し、木桶の素晴らしさを知りました。
そして、私がずっと求めていた発酵容器に必要な機能が木桶にあること、
さらには日本の食文化を支え続けてきた木桶の歴史の美しさ、
そして何より、その伝統を受け継ぐ職人や吉野杉の山師に対する思いに
深く共感しました。
さらに、木桶で酒や味噌、醤油を造り続ける蔵元の
時間のスケールにロマンを感じ、
私も自らの会社をこの先何百年も続く産業に育てたいという思いを込めて、
木桶でシロップを造ることにしました。


「発酵生姜シロップ 〜木桶仕込み〜」は、
オンラインショップでも販売を開始しましたので、
そちらもぜひご利用ください。
「発酵生姜シロップ〜木桶仕込み〜」販売ページ
生姜を愛する私が、生姜と微生物の力を最大限に生かしてつくった、
最高においしい生姜シロップです。
今年の生姜の収穫も無事終わりました。
本当にあっという間の一年でした。
これから飛行機に乗って東京に向かう予定です。
次回のブログでは、収穫の風景についてお話ししますね。
