2025/10/05 20:43




六本木ヒルズでの販売会、無事に終わりました。思った以上に売れてくれてホッとしました。同時に、直接お客様に販売する機会は貴重ですので、どのような方が買ってくださるのか、どのタイミングで買っていくのかなど、店内を見させていただく中で学んだことを、今後の取り組みに繋げていきたいと思います。

今回の販売会は、クラファンで応援メッセージもいただいた株式会社グランド・フードホールの岩城社長のご厚意で実現しました。私は就農時から、生姜の造形的な魅力と、性質による強さと美しさを展示したいと思っていたので、そういう意味でも、初めて東京のど真ん中の綺麗な施設で、この夢が叶った時間でもありました。本当に感謝しかありません。

生姜は、出世魚のような野菜で、「新生姜 → 囲い生姜 → 種生姜 → 親生姜」と、10ヶ月かけて性質と役割を変えていきます。それぞれに特徴があり、見た目も違いますし、食感や香りも変わります。今回の販売会では、新生姜と発酵生姜シロップ、GINGER ALE BEERを販売させていただきました。当たり前と言えばそうなのですが、農作物とは食べられる植物であり、植物とは生命です。生姜の場合は、土から掘り起こされてもすぐに死なず、その後も生き続ける期間が非常に長いのです。例えば、今回販売した新生姜などは、生きている状態で店頭にいるわけです。私は、生姜が有するダイナミズムが大好きで、その生命力の高さを見て、食べて楽しんでいただきたい——そんな思いで販売をさせていただきました。

10月18・19日には、中野セントラルパークで開催される「自然栽培フェア2025」に出展しますので、お近くの方はぜひお越しください。このマーケットでは、毎年山盛りの生姜を販売します。毎年、囲い生姜を持っていくことができず新生姜のみになりますが、このマーケット限定で赤生姜の新生姜を販売する予定です。これも大変美しい生姜ですので、ぜひご期待ください。